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肥満症

肥満とは脂肪組織が過剰に蓄積した状態で、BMI(体重kg÷身長m2)が25kg/m2以上の方が該当し、BMI35kg/m2以上では高度肥満と定義されます。日本は国際的に見ると肥満者の割合は低いですが、年々増えています。特に問題となるのは内臓脂肪蓄積型肥満で、生活習慣病や、それがもとで心疾患、脳血管疾患を引き起こします。それ以外にも、変形性関節症や一部の癌にも関連すると言われています。そのため、BMIが増加するほどに死亡率が上昇することが確認されており、そうした方の減量は重要です。

やはり減量のためには食事・運動療法が大事になってきますが、過体重が故に、運動による腰痛や膝痛を引き起こし、運動量の低下を招くこともあり、無理は禁物です。肥満症に対する薬剤(GLP1受容体作動薬)を使用した治療は、欧米では先行して行われていたものの、日本では多くは自由診療で行われてきました。しかし今後は、条件を満たした肥満症の方を対象に保険診療が認められ、今後使用することが可能となりそうです。この薬剤の使用はすべての方に勧められるものではなく、また効果や副作用を十分に理解した上での適正使用が望まれます。GLP1受容体作動薬は、日本でもすでに糖尿病の方には使用されているものであり、処方経験は豊富ですので安心してご相談ください。(現時点で肥満症の方への適応はありません)

なお、当院では肥満により引き起こされる生活習慣病の治療がメインであり、体重減少のみに焦点を当てた食事・運動のプログラム作りや自費診療は行っておりませんのでご了承ください。

 

以下に当てはまる方はご相談ください

BMI 25 kg/m2以上

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