内分泌疾患(内科)
下垂体疾患・副腎疾患
下垂体は脳の中の一部にある小指頭大の大きさの内分泌器官で、副腎は左右の腎臓の上にある臓器です。これらから分泌されるホルモンは、血圧や血糖の調整を始め、生命や成長、生殖機能に関わる重要な役割を果たしていますが、分泌が異常になるとさまざまな症状として現れてきます。なかには糖尿病の原因となっている方もいらっしゃいます。ただしどのホルモン分泌に異常があるかにより出てくる症状が違うため、以下の症状がすべて揃うわけではありません。適切に診断、治療することにより症状の改善が期待できますので、気になる症状がある方はご相談ください。
下垂体機能の異常を来す疾患
先端巨大症、クッシング病、プロラクチノーマ、下垂体前葉機能低下症など
副腎機能の異常を来す疾患
原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫など
下垂体機能異常、副腎機能異常の症状
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若い頃(35歳以前)から血圧が高い、血圧の薬を何種類か飲んでいてもなかなか血圧が下
がらない
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手足のサイズが変わってきた(指輪のサイズ、靴のサイズが変わってきた)、顔つきが変わ
ってきたと言われる
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顔が丸くなってきた、赤ら顔になってきた、手足は細いのにお腹だけ出てきた
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女性で髭が生えてきた
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疲れやすい、記憶力が落ちる
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出産後ではないのに乳汁が出る
- 物が二重に見える
副甲状腺疾患
副甲状腺は甲状腺の裏側に4つあり、米粒くらいの大きさです。甲状腺と名前が似ていますが働きは異なり、副甲状腺ホルモンを分泌しています。副甲状腺ホルモンはカルシウムやリンの調節に関係しており、分泌に異常を来すと骨粗鬆症や尿路結石、腎不全を引き起こします。外科的な治療の他、内服による内科治療も行われます。
副甲状腺機能の異常を来す疾患
原発性副甲状腺機能亢進症、副甲状腺機能低下症、低カルシウム尿性高カルシウム血症
副甲状腺機能異常の症状
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少しの衝撃で骨折してしまう
- 尿路結石を繰り返す
- 腎機能の異常を指摘される
- 尿の回数が増える